ロータリーの基本理念
奉仕の目的
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある。
第1 知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること。
第2 職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること。
第3 ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること。
第4 奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。
四つのテスト (THE FOUR-WAY TEST)
これに照らして各自の言行 (四つの反省)
- 真実か どうか (Is it the truth?)
全ての言動に、誤り偽りはないか? - みんなに公平か (Is it fair to all concerned?)
全ての言動に、誰にも恥じることはないか? - 好意と友情を深めるか。 (Will it build goodwill and better friendship?)
全ての言動に、善意と友情を傷つけないか? - みんなのためになるか どうか。 (Will it be beneficial to all concerned?)
全ての言動に、人の為になるか?
と反省に務めることにしている。
クラブの目的
本クラブの目的は、「ロータリーの目的」の達成を目指し、5大奉仕部門に基づいて成果あふれる奉仕プロジェクトを実施し、会員増強を通じてロータリーの発展に寄与し、ロータリー財団を支援し、クラブレベルを超えたリーダーを育成する事にある。
5大奉仕とロータリー
- クラブ奉仕とロータリー
堺フェニックスロータリークラブの機能を充実させるために、クラブ内で会員が取るべき行動に関わるものである。
会員が力を合わせて、良いクラブ作りにいろんな運営に何か携わっていくこと。 - 職業奉仕とロータリー
ロータリークラブの活動の根幹となるのは、「職業による奉仕」です。
これはロータリークラブ発足の原点となった部分で、お互いに信頼できる公正な取引ができる人間関係を築き、そのままプライベートでも同じように良い関係であるようにしよう。と言うものです。そのために自身の職業のスキルを磨き、クラブ内外問わず、仕事を通じて地域に貢献すること。奉仕と言う言葉を使うと少し難しいですが、簡単に言うと、「自分の仕事に磨きをかけ、より質の高い仕事を提供する。」と言う解釈が分かりやすいと思います。(1)ロータリークラブで信頼関係作り
会員同士で親交を深め、信頼できる仕事で貢献しあう。
大事なことは、ロータリアン同士がまず理解しあうよう、そして仕事をお願いできるよう、親交を深めることです。
一般社会で行うことと何ら変わりはありませんが、同じ組織に所属しているということで、お互いを理解しやすいことがロータリーのメリットと言えます。(2)本当の職業奉仕
信頼を築いた会員内で、新しい仕事が増えることでしょう。
それは会員同士での仕事にかかわらず、会員が地域の仕事を紹介してくれた際でも、自分の最高の仕事をそれに提供することによって、職業奉仕が達成できたと言えます。
対会員だけに関わらず、日々自分の職業スキルを磨き、それを発揮できる環境を作ることが職業奉仕の準備であり、それが仕事として達成できたとき、職業奉仕が全うできたと言えることでしょう。(3)輪をもっと広く
上で地域と書きましたが、地域とはどの範囲のことでしょうか。ロータリークラブは全世界にそれぞれ活動している組織であり、それらは相互に参加・活動することができます。上記、親交をより広く、より深めることによって、あなたの地域は全世界に広がります。各クラブは会員になったあなたを心から迎え入れてくれます。
職業スキルを磨き、より親交の輪を広げ、できるだけ多くの地域に貢献することが、より良い職業奉仕活動となることでしょう。 - 社会奉仕とロータリー
ロータリアンとしての個人生活・社会生活における、地域への貢献は「社会奉仕」です。
ビジネス面の事業生活だけでなく、個人として社会に貢献することが目的です。
職業奉仕と違い、人道的な観点で奉仕活動であり、分かりやすく言うと、弱い立場にある人々を支援する活動と言えます。各々、専門職務で素晴らしいスキルを持った者、ロータリアンが集まって行う社会奉仕は、より大きく、そして意義のあるものができることでしょう。一人ひとりの奉仕はチカラであり、クラブがそれをコントロールする
ロータリークラブの基本的概念は、個の奉仕です。
一人ひとりができることを提唱・実践することが大事とされています。社会奉仕をするにあたって
社会奉仕プロジェクトは下記4つの理念のもとに活動を行います。
(1)地域社会と関連していること
(2)ロータリアンにとって、学びの機会となること
(3)地域社会におけるロータリークラブの役割を見出すこと
(4)現状の支援源をもって、ロータリアンがどのような援助をできるか判断すること具体的な社会奉仕について
街を歩いていて、交通事故防止の看板などに「○○ロータリークラブ 寄贈」などと書かれた看板を見たことはありませんか?これも社会奉仕の一つです。他には、地域の川の清掃活動や、駅などで献血への呼びかけ、地域のNPO法人への支援など、大きな活動から小さな活動まで、分け隔てない地域社会への貢献を行っています。
- 国際奉仕とロータリー
書物などを読むことや通信(インターネット・Facebook・LINE等)を通じて、さらには、他国の人々を助けることを目的としたクラブのあらゆる活動やプロジェクトに協力することを通じて、他国の人々とその文化や慣習、功績、願い、問題に対する認識を培うことによって、国際理解、親善、平和を推進するために、会員が行う活動から成るものである。 - 青少年奉仕とロータリー
各ロータリアンの責務のひとつとして、年齢30歳までの若い人・青少年の育成・支援があります。新世代を担う若い人のために、人間育成や自己開発、健康面を支援するプロジェクトです。また指導力養成活動、社会奉仕プロジェクトおよび国際奉仕プロジェクトへの参加、世界平和と異文化の理解を深め育む交換プログラムを通じて、青少年ならびに若者によって、好ましい変化がもたらされることを認識するものである。(1)青少年交換プログラム
最高で一年間、母国以外の国でホストファミリーと生活を共にし、学校へ通うプログラムです。参加者は、新しい生活様式や新しい言語、その国の文化など多くのことを学ぶと同時に、自国について文化、自分の考えを出会った人に伝える親善大使として、世界を一つにする役割を担います。(2)インターアクト (Interact)
インターアクトクラブは、学校や地域社会での課題に取り組むために結束する12~18歳の青少年のためのクラブである。インターアクターは、インターアクトクラブで奉仕活動を行い、リーダーシップのスキルを身につけ、新しい友人をつくる。(3)ローターアクト (Roteract)
ローターアクトクラブは、18~30歳の大学生および若い成人のためのクラブである。若いリーダーたちは、ローターアクトクラブでアイデアを広げ、地域社会に貢献し、末永い友情を築く。ローターアクトクラブは、ロータリークラブの後援の下、実地参加型の奉仕プロジェクトを実施し、若い職業人としての会員の成長を支援し、ローターアクトの活気ある世界的コミュニティーとのつながりを築く。(4)ロータリー青少年指導者養成プログラム (Rotary Youth Leadership Awards)
RYLAは、クラブ、地区、多地区合同で組織されるリーダーシップ養成プログラムである。参加者の年齢に制限はないが、ほとんどの行事は中高生、大学生、若い成人を対象としている。ロータリアンは、非行に走る可能性のある青少年を導いたり、ロータリー学友との関係を取り戻したり、若い職業人が責任あるリーダーとして成長できるよう指導したりするために、RYLAを活用できる。ロータリーのプログラム
1) リーダーシップの基本
2) 良きリーダーシップの倫理
3) 効果的なリーダーシップにおけるコミュニケーションスキルの重要性
4) 問題解決と対立管理
5) ロータリーとは何か、ロータリーは地域社会のために何を行っているのか
6) 自信と自尊心の育成
7) 地元の課題に地元の慣習にふさわしい方法で取り組みながら、地域社会と国際社会の一員となるための要素